性器ヘルペス
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性器ヘルペスとは
ペニスの先端に赤いブツブツができ、水ぶくれや、それが破れて潰瘍(かいよう:ただれ)が出来たり、灼熱感、痛み、むずむず感がある場合は性器ヘルペスかも知れません。
女性で膀胱炎の治療を受けたが、なお強い痛み排尿痛(というより尿があたって痛い)がある場合もヘルペスのことがあります。
性器ヘルペスとは、単純ヘルペスウイルスが原因となる病気で、クラミジア、淋病の次に多い性感染症です。
このウイルスには1型と2型があり、1型は「口唇(こうしん)ヘルペス」の原因となります。しかし最近ではオラールセックスなどもあり下半身には1型、2型とも感染するようです。
上半身には主に1型が感染すると考えられています。
性器ヘルペスの症状
初感染と再発の場合で大きく異なります。
通常は、初感染の症状が重く、再発が軽くなります。再発を重ねるごとに軽い症状になるといわれます。
初感染後は、治療を受けていない自然経過の場合ですが、女性では2〜4週間、男性では2〜3週間、外性器に症状がみられます。
また、再発の場合は、3〜7日間程度症状がみられます。
初感染の症状は
・患部に、ひりひり感、むずがゆさ、灼熱感、痛みなどを感じます。
・赤いブツブツができ、水ぶくれになり、破れて潰瘍(かいよう:ただれ)になります。 ・患部に激しい痛みを感じます。 ・38度くらいの発熱を伴う場合があります。
女性の場合は、排尿時に痛みを感じます。膀胱炎として治療を受けたのにもかかわらず、はげしい痛みの場合はヘルペスである可能性があります。
性器ヘルペスの診断
診断は症状がいつどのようにして始まったかという問診と病変部の観察による視診で、性器ヘルペスの診断は下せます。
できるだけ早期に診断し、早期に治療を始めることが、初感染、再発を問わず重要です。
検査は、血液検査でウイルスの抗体を調べたり、病変部の皮膚や粘膜、分泌物を綿棒で擦り取って、単純ヘルペスウイルスの有無を調べます。
性器ヘルペスの治療
治療は、ウイルスの増殖を抑える抗ウイルス薬(内服・軟膏)を使用します。
抗ウイルス薬は、正常な細胞へウイルスが新たに感染することを防ぎ、症状が出ている期間を短くします。
痛みに対しては鎮痛薬を使い、細菌感染の心配がある場合は抗生物質を使用します。
残念ながらウイルスを消滅させる薬は、医学の進んだ現在でもありません。
ウイルスは骨盤内陰部神経節に潜んで、体調が悪い時など、再び性器周辺に戻ってきて再発します。
ただし再発の症状は、初感染ほど重くなく、神経痛のような症状や、痛み、灼熱感、ムズムズするような違和感があります。また多くの場合は小さな水疱(すいほう)や潰瘍が数個できる軽症です。
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