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[尖形コンジローマの診断]
[尖形コンジローマの治療]
[尖形コンジローマの予後]
ヒトパピローマウイルス(HPV)の感染によって発症する性行為感染症です
一般に1〜2ヶ月の潜伏期間を経て、陰部に先の尖った「イボ」を形成してくる。自覚症状はなく、痛みも痒みもない。
しかし最初のイボを形成してから短期間で次々と新しいイボを形成し増殖していく。また治療しても他の部位への接触転移が多く再発を繰り返すことが多い。感染経路は、まれにサウナや公衆浴場などからも感染することもある。
しかし、感染しても多くは無症状のまま、約1年ほどで自己の免疫力によって自然治癒すると言われている。すなはち必ずしもイボとして出現しない場合もあり、それがまた感染を容易に拡散させる原因でもある。潜伏期間は1ヶ月から8ヶ月の長期に渡ることがあり、感染源を特定できないこともしばしばある。
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[診断]
尖圭コンジローマは表皮や粘膜上皮の感染であるため、体内組織に移行することはなく、血液検査等はありません。
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[治療]
現在、薬剤治療と外科手術があります。
ベセルナクリーム(尖圭コンジローマ治療薬)
液体窒素凍結手術
などが良く行われます。
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[予後]
一般に予後はよいが完治するまで長期となることがあります。
次々と再発するので治療しても根気が必要となります。女性の場合は症状が無くなり、細胞診による結果が陰性となれば完治と考えます。
男性の場合は症状が無くなってから半年以上新しい症状が見られなければ完治したと考えます。
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かんざき泌尿器科